FMC定例セミナー3月度聴講報告
FMCの年度末セミナーは、毎年富澤修身先生にお願いしています。
我々がファッションビジネスの今後を見極め、判断するためには、テーマや観点を設定することが非常に重要なのですが、私のような凡人には、それは大変難しく、3年前、定例セミナーで富澤先生の「ファッションを読み解く視点」をお聞きし、これだ!と思ったことから、年度末の総括をしていただいているものです。
もちろん、先生の的確な視点には、長年のファッション産業観察による知見、各産地で実地調査された「強みの研究」や「衰退理由」などの事例分析があり、また、日常的には、いろいろな情報源からの情報を取捨選択、あるいはカテゴライズされている分析の厚みの結果なのですが、毎年、その視点というか視座の鋭さには舌を巻いています。
我々業界人は、自分の領域はとことん極めても、産業全体を見渡す俯瞰脳を持ち合わせている人は私の知る限り、今まで出会ったことがありません。
その意味では、先生の「ファッション産業年度末の総括」は、いつも題材設定がユニークで、それを一刀両断される鮮やかな切り口に感じ入っています。
一例を書きますと、セミナーが一通り終わった後に「優秀な技術を持ったワコール㈱が、近年低迷しているが、その理由は何故?」と質問させていただきました。
先生はひと言「もうワイヤー入りの時代ではないということですよ!」
マーケティングやMD的な見解をお聞きしようとしていたので、なるほどそう見るのか,ギャフン!! でした。
報告者 佐野勝彦
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